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2010.06

【著者:高野 雅晴】

Google TV登場、米国IT企業のマルチデバイス戦略が加速(1/3)

2010年5月21日、Googleはテレビ向け新プラットフォーム「Google TV」を発表した。Google TVは、インターネットに接続する機能を備えるテレビ向けプラットフォームで、OSには同社がスマートフォン向けにオープンソースで開発した Androidを採用する。

同社はGoogle TVで、ユーザがテレビかインターネットコンテンツかを意識せずに楽しめるサービスの実現を目指しているという。たとえば検索窓にキーワードを入力すると、放送中の番組や、放送予定番組、録画番組、さらにWebサイトやWeb上の動画などを横断検索できる。テレビチャンネルやWebサイトをブックマークできる機能、番組やWebサイトの視聴履歴からおすすめコンテンツを紹介する機能も備える。

具体的な製品としては、2010年秋にソニーがGoogle TV機能を内蔵したテレビとBlu-ray Discプレーヤを、Logitechがセットトップボックスを米国で発売する。2011年には米国以外にも拡大する計画である。

キーワードはオープン性

インターネットとテレビの融合プラットフォームは、これまでもさまざまなタイプの製品サービスが市場投入されてきたが、大きな成功に至ったものはない。

スマートフォンのiPhone、タブレット端末のiPadで新市場を切り開いてきたAppleですら、2007年にApple TVなる製品を発売しているが、iPhoneやiPadほど知名度は高くない。

 こうした疑問に対してGoogleは、従来の取組みとの大きな違いはオープン性であると強調する。これまでのインターネットとテレビの融合端末の試みが囲い込み型だったのに対して、今回はユーザが自由にインターネットにアクセスできるだけでなく、アプリケーションを誰でもリリースできるGoogle TV用Androidマーケットを提供するという。

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