がんばれ東北、がんばれ日本
ホーム
cdvjについて
店舗支援情報
コラム 統計データ 週間レンタルチャート 関連リンク
加盟店様専用ログイン
ユーザ名:
パスワード:

チャート用データの提供店様専用となり、ログインが必要となります。

新規ご利用希望の方はこちらまでご連絡下さい

個人情報保護
レンタルと著作権
メディアコンテンツの古物買取りに関するルール

2018.1

【著者:村松 行人】

パッケージ・可能性への挑戦
⑨映像配信とパッケージの共存時代(1/4)

アクセス・コードを売り始めたRedbox

昨年末、米国ではウォルト・ディズニー社が21世紀FOX社の映画やコンテンツ部門を買収するという発表と、トランプ政権による通信回線の規制緩和という映像・メディア産業界の注目を集める二つ動きがありました。その影でもう一つRedbox社が映像配信がらみで大きく動きました。

昨年11月、Redbox(全米に41,500台の自動レンタル機を展開)が「Digital Codes At The Box」というサービス名で本来パッケージとセットで、販売されるべきディズニー作品のクラウド・アクセス・コードを単独で、しかも格安料金で売り出して大きな話題となりました。

作品は当初「モアナと伝説の海」「マレフィセント」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」その他10~12作品程度、アクセス・コードの販売価格はガーディアンズ~が9.99ドル、モアナが7.99ドル、iTunesストアではともに19.99ドルで販売されているとか。

当然のことながらウォルト・ディズニー社は昨年11月30日Redbox社を著作権侵害、契約違反、虚偽広告、不正競争等によりロサンゼルス連邦地方裁判所に訴えました。この係争はRedbox社が勝手にディズニー作品のクラウド・アクセス・コードを販売したのですからディズニー社が怒るのは当然、明らかにRedbox社に非があるように見えます。しかし事はそう簡単ではありません。

問題は日本とは大きく違う米国の著作権法です。米国の著作権法にはFirst-sale doctrine という建前があります。「著作権者はその著作物またはその複製物を売却または譲渡する排他的な権利を持つが,ひとたびそれを売却すればその権利を失い買主は制約なくそれを処分できる」という決まりです。Redbox社としては、レンタル用としてディズニー社からクラウド・アクセス・コードがセットになったDVDやBDを仕入れていればそのコードをユーザーに販売しても「違法ではない」と主張することが可能ということでしょう。

それだけでなく、これだけの大問題を抱えながらRedbox社は12月13日には「Redbox on Demand」という新作映画のデジタル・オンデマンド・サービス(セルとレンタル)を開始すると発表しています。とりあえず自動レンタルの補完的サービスということで価格はレンタルが48時間で3.99ドル、買い切りは9.99ドル、旧作は1.99ドルとのこと。このサービスにはワーナー、パラマウント、ソニー、FOX、ユニバーサル、ライオンスゲートと上記係争中のディズニーを除く大手スタジオが名を連ねています。

こうした新事業の立ち上げを計画していたのならわざわざディズニー社を怒らせるようなことをやらなくてもよさそうなものですが、よく解りません。Redbox社は以前Netflixに対抗して通信大手のVerizon社と合弁でSVOD事業に参入しましたが2014年に撤退しています。

[コラム一覧へ戻る]

今月のフリーペーパー

全国3000店で配布中のCD情報先取りフリーペーパー「J-CD NEWS」!
気になる話題の新譜のレンタルリリース情報などを掲載中!