2010.03
【著者:行 達也】
「CDショップ大賞はCDショップを救うのか?」(1/2)
1月21日に催されたCDショップ大賞の授賞式ですが、おかげさまで盛況のうちに終わることができました。今回は受賞アーティストのライヴ演奏もあって、式に華を添えることができたように思います。授賞式から1ヶ月が経った現在、授賞式以降の対象作品の売上状況もデータとして上がってきています。
大賞に選ばれたTHE BAWDIESはそれまでの出荷枚数に対して150%増だったそうです。準大賞の清竜人も細かい数字までは聞いてませんが、反応はあったようです。なので、ひとまず成功といえるのでは、というのが我々の見解です。
しかし先日、これらの結果も踏まえて、実行委員による反省会があったのですが、大きな問題が発覚しました。今回の大賞のトピックともいえる地方賞の作品をオーダーすることができない店が多々あるらしいのです。地方賞にはインディーレーベルの作品も多く含まれてますので、このあたりが販路的に仕入れできないというケースはテクニカルな問題なので、次回からの対応を考えれば、さしたる問題でもないのですが、“オーダーすることができても、店の事情でオーダーできない”というケースがあるのです。
つまり、できるだけ在庫を持ちたくない店にとって売れるか売れないかわからない作品は置きたくないということなのです。愕然とする事実に開いた口がふさがりません。しかも地方賞に選ばれた作品を抱えるインディーズレーベルがそのあたりの店のリスクを考慮して、貸し出し扱いでもかまわないから、と譲歩したにもかかわらず、会社として業務が煩雑になることや「返品をし忘れる可能性があるから」という呆れた理由でオーダーしないという店もあったりと、もはや何のためのCDショップ大賞なのかわからなくなってきました。






