2019.1
Vol.241(2/3)
【著者:おすぎ】
「ヴィクトリア女王 最期の秘密」
「天才作家の妻 40年目の真実」
「ゴールデンスランバー」
「クリード 炎の宿敵」
グレン・クローズの圧倒的な演技が見もの「天才作家の妻 40年目の真実」
次の作品はグレン・クローズとジョナサン・プライスが演じる夫婦の話であります。ふたりとも71歳を演じます。オープニングは、ふたりのもとに、スウェーデンから国際電話がかかってきます。「今年のノーベル文学賞はジョゼフ・キャッスルマンに決まりました。」と…。勿論、妻のジョーン(G・クローズ)も喜び、誰が見ても、ふたりはおしどり夫婦にみえました。そして舞台はスウェーデンのストックホルムに移ります。
このあと、ジョゼフの書いた小説は、本当はジョーンが“影”として存在したからこそのものだったことを記者のナサニエル(クリスチャン・スレーター)に追及されます…。そしてジョーンの心は…。若かったふたりは教師と学生だった、そして恋に落ち、妻子がいたジョセフを奪いとったことも描かれていきます。
これは実話ではありません。メグ・ウォリッツァーが書いた小説であります。とにかく、グレン・クローズの圧倒的な演技が見ものであります。そして監督ビョルン・ルンゲのキッチリした演出も見ものであります。タイトルは「天才作家の妻 40年目の真実」であります。