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2019.5

【著者:村松 行人】

パッケージのサバイバル戦略
⑤リアル店ならではのサービス強化(2/4)

ネット通販の限界とリアル店の可能性

日本のEC市場規模は年間16.5兆円、まだ小売市場全体の約6%に過ぎません。(経済産業省2017年実績)ちなみに米国は約10%、中国は約20%といいます。

また、一口に小売市場のEC化率といっても業種・業態によってその比率はまちまちです。EC化率の高い業種のベスト3は

1位:事務用品・文房具・37.38%
2位:生活家電AV機器PC等・30.18%
3位:書籍・映像音楽ソフト26.35%
逆に低い業種は
6位:化粧品・医薬品5.27%
7位:自動車自動二輪車等3.02%
8位:食品飲料酒類2.41%

結論として日本の小売市場におけるEC売上高比率は現実にはリアル小売市場を脅かすほどのスケールではなく、過度の心配をすることはないと思います。EC市場が今回の偽ブランド問題で失った消費者の信頼を取り戻すには時間が必要でしょう。

また上記の通りECと相性のいい業種と悪い業種があります。

レンタル店に関係がある「書籍・映像音楽ソフト」はEC化率が高い業種ではありますが、書籍のネット通販市場が大きいことや、電子書籍のユーザーが増えたこと、映像ソフトでは日本でもNetflixやHulu等のSVODへの加盟者が増えていることの反映でしょう。

またGoogle PlayやYouTubeで新作の映画を日数限定でレンタルすることも出来るようですが、数字的には僅少です。ここ数年の「書籍・映像音楽ソフト」のEC市場売上高の伸び率は年間5~7%で、この先急激にEC化率が増加することはなく、ゆるやかな市場拡大が続くという予測です。

ここ数年、AmazonがAmazon GoやAmazon Books、Amazon 4-star等のリアル店舗を続々開店し、食品スーパーのWhole Foodsを買収するなど積極的にリアル店舗を展開していますが、その目的は①EC市場の10倍規模のリアル小売市場への食指、②ネット上のサービスだけでは満たせない「プライム会員」のニーズへの対応、③EC市場とリアル小売市場を統合した「オムニチャネル」の構築を目指す、の3つではないかと思います。EC市場だけでは消費ニーズを満たすことは出来ない、というのがEC市場の先端を駆けるAmazonの先見力であり今後の方向性ではなでしょうか。

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