2018.9
Vol.237(2/3)
【著者:おすぎ】
「MEG ザ・モンスター」
「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」
「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」
「ヒトラーと戦った22日間」/「1987、ある闘いの真実」
「運命は踊る」
伝説の試合を巧みなカメラワークで見せる「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」
意外と見入ってしまったのが「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」であります。私がテニスに興味を持っていないということもあって、多分、有名なエピソードなのに知らなかったことなのでラストまでシッカリと見てしまいました。氷の男ビヨン・ボルグと炎の男というより“悪童”なジョン・マッケンローの1980年のウィンブルドンの3時間55分の闘いを巧みなカメラワークで見せてくれます。ボルグ役にはスベリル・グドナソン。マッケンローにはシャイア・ラブーフが扮しています。私はシャイアの方がガンバっていると見ました。テニスシーンには興奮しました。
知らなかったことを教えてもらえる「ヒトラーと戦った22日間」/「1987、ある闘いの真実」
「ヒトラーと戦った22日間」は、ナチスが建設したアウシュヴィッツを含む6つの絶滅収容所のひとつソビボル収容所で1943年10月14日に起こった収容者たちによる大規模な反乱を歴史に基づき忠実に映画化したものです。
映画は、私たちに身近ではなく、ほとんど知らないことを教えてくれます。私は73歳になりますが、このソビボル収容所のことをまったく知りませんでした。映画の出来が良いとかいう前に、知らなかったことを教えてもらえるということ、それはとても大事なことであります。
この作品以外にも今月は韓国映画の「1987、ある闘いの真実」が公開されます。この年、ひとりの大学生が警察の取り調べ中に命を落とします。警察は心臓麻痺だと発表しますが、新聞が“拷問中に死亡”とスクープし、騒動へと発展していく様を描いた作品です。