2018.9
Vol.237(3/3)
【著者:おすぎ】
「MEG ザ・モンスター」
「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」
「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」
「ヒトラーと戦った22日間」/「1987、ある闘いの真実」
「運命は踊る」
必見の一本!!「運命は踊る」
次の作品は「運命は踊る」であります。第74回(2017年)ヴェネチア国際映画祭審査員グランプリを受賞した映画です。オープニングはミハエル(リオール・アシュケナージー)とダフナ(サラ・アドラー)夫婦のもとに、息子のヨナタン(ヨナタン・シライ)が戦死した、と軍の役人が知らすところであります。しかし、息子は死んでなく、イスラエルの北部国境付近で補給路の検問所で、同僚の兵士から“フォックストロット”のステップを教わりながら、いつの間にかマンボを踊っています。ミハイルは死んだというのは誤報と知りヨナタンを家に戻すように要請します。この家族が運命の渦に容赦なく飲み込まれていく様を映画は描いていきます。必見の一本!!
- [1]この手の映画に出てくるJ・ステイサムは格好いい「MEG ザ・モンスター」ラストの部分まで、ガマン、ガマン「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」
- [2]伝説の試合を巧みなカメラワークで見せる「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」知らなかったことを教えてもらえる「ヒトラーと戦った22日間」/「1987、ある闘いの真実」
- [3]必見の一本!!「運命は踊る」
【おすぎ】
1945年横浜生まれ。デザイナー、歌舞伎座テレビ室制作を経て、映画評論家となる。
ピーコとコンビを組み、「おすぎとピーコ」で「久米宏の土曜ワイド・ラジオ・TOKYO」など
ラジオを中心に活躍。以後、ラジオ、テレビ、講演や映画祭、トークショウ出演の他に、
新聞、雑誌、PR誌などでの映画評論執筆、対談など、多方面で活躍中。
本誌連載コラムを再録した「夢の十三夜日記」(ダイヤモンド社)発売中。
おすぎのビデ・シネプレビュー 最近のバックナンバー
- 「オーシャンズ8」、「判決、ふたつの希望」、「オーケストラ・クラス」、「輝ける人生」(2018年8月)
- 「アメリカン・アサシン」、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」、「ウインド・リバー」(2018年7月)
- 「オンリー・ザ・ブレイブ」、「ワンダー 君は太陽」、「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」、「女と男の観覧車」(2018年6月)
- 「サバービコン 仮面を被った街」、「ホース・ソルジャー」、「ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~」、「ゲティ家の身代金」(2018年5月)
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